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ジェンダーフリー・性教育バッシング

本書44ページにもあるように、ジェンダーフリーの基本的な意味とは、「社会的・文化的性差に対する偏見(ジェンダーバイアス)から開放されること」であり、硬直した偏見や先入観をとりのぞこうとするものと言えます。それがどういうわけか、ジェンダーフリー思想そのものが共産主義思想と結び付けられ、過激な革命思想のように喧伝されているのは、いささかバランスを失した状況と言えます。

一時のジェンダーフリー叩きを見て、なにか変だなと思われた方、また、「そんなにひどいものなら、その内容をあらためて知っておきたい」という方は、ぜひ本書を読まれて、ご自身の判断の材料にされることをおすすめします。

結局は、ジェンダーフリー思想がどうであるか、ではなく、それを踏まえて個々人がどのように考え行動するかに尽きると思います。「性について自分の頭で考える」ための素材として参考にされてはいかがでしょうか。

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1 「ウソも百遍言えば…」、くり返されるバッシングのひどさ、こわさ(七月二日の都議会で、ある養護学校の授業でうたわれている「からだうた」について質問がありました。その答弁で、教育長が「とても人前で読むことがはばかられる」と話したそうですが、どんな歌なのですか?
一部の新聞によく「過激な性教育」の記事が出ます。そのとき、いつも性器の名前を教えたとか言わせたことが“過激”の中身としてとりあげられます。性器の名前を教えることがどうして“過激”なのですか? ほか)

2 性教育はどうあったらよいのか―子どもの現実、現状をふまえて(性教育というと、性器や性交のことばかりとりあげられるように思いますが、性教育の中身・内容にはどんなものがあるのですか?
中高生の性の実態や人工妊娠中絶、性感染症の現状について教えてください。またそうなってきた原因は性教育のせいだという人がいます。本当ですか? ほか)

3 ジェンダーフリーってなに?なにがもんだい?(ジェンダーフリーとは、「男女の区別をなくすこと」「中性人間をつくること」だという人がいますが、本当はどういうことなのですか?
男女の体力差を含めて、「男らしさ」「女らしさ」ってやっぱりあるんじゃないですか?それを無視した男女共同参画(社会)、男女平等(社会)なんてないですよね。 ほか)

4 世界の流れ、日本の動き、これからの課題(アメリカの禁欲主義教育がうまくいっているようにいわれますが、実際にはどのように行なわれているのですか?それは州によってかなりちがうのでしょうか?
アメリカの国民の多くは包括的性教育を支持している、というニュースを目にしました。それはどういうものなのでしょうか? ほか)


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管理人:netman
社会文化とセクシュアリティを研究する、読書好きの男性です。