性かけがえのない―作られた嘘と偏見からの解放
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著者は本書において、「性は大脳と結びついている、いわばその人の人間性そのものだ」と主張しています。そして、そのかけがえのない性を悔いなく開花させ実らせるために、知るべきことは知っておいた方が良いという立場から、出版当時としては積極的に情報を提供しています。
男の子たち、女の子たちの座談会の様子など、こどもたちのストレートな意見がありのままに述べられており、社会を映す鏡として興味深いものがあります。
男の子達が気にする項目のひとつとして重要なキーワードは“仮性包茎”と言えるでしょう。本書では、医学的な見地はもとより、旧約聖書を引き合いに出しながら、割礼という儀式が恒常化している事実が「本来、男性は仮性包茎である」ということを逆説的に示している、と述べているのが面白いです。
他にも、性愛のパラドックスという側面から、男女の性行為の本質とオーガズムの意味を説いている点も、性教育の本としては特徴的な部分と言えるでしょう。