2006年02月21日

エイズとSTD「性感染症」

本書は、10代の子供達向けの、エイズとSTD理解のための本です。1ページに一項目ずつQ&Aが掲載されており、「蚊が刺してもうつる?」や「こんなことでうつる?」といった、ごく初歩的なことから、「感染者と発症者はちがう」「母子感染の確立は10〜30%」などの情報、そして、「誰でも感染する可能性がある」「愛のない性交はしない」といった具体的アドバイスが、50項目以上に渡って掲載されています。

他にも、クラミジアが10代、20代に多いことや、がいせんやケジラミといった、性交以外でもかかる病気にも触れられており、STDの総合的な理解に役立ちます。10代の子供達、またその親達がSTDを学ぶ一歩として、大変利用しやすいものになっています。

2006年02月20日

からだを感じよう―自分をもっと好きになるために

本書は、女性自身が自分のからだをよく知り、自分で自分のからだを管理することが出来るように、手助けをしてくれる本です。自分の性のことを、単なる機能や働きとしてだけではなく、自分の健康のこととして、豊かな生活のためとして理解できるよう、多くのアドバイスが掲載されています。

そのテーマは多岐に渡り、「美しさについて」「女性のからだと病気のこと」「セックスのこと」「妊娠のこと不妊のこと出産のこと」「思春期を迎えるあなたと思春期の子供を持つあなたへ」などが用意されています。

「美しさについて」というテーマから始まっていることが、本書の姿勢をよくあらわしていると言えるでしょう。「女性が歳を重ねるということ」や「からだのオキテはもう、いらない」など、知らず知らずに囚われてしまっている考え方や、社会の常識とされていることに対して、一度立ち止まって、ゆっくりと考えてみることを、やさしい口調で書き進められています。

また、思春期に関する項目にも、女性の更年期のつらさを例にあげ、心とからだのギャップが生み出す苦しさに言及しています。「青春は力強い、明るい」という一元的なとらえ方は危ういと指摘しています。このように、世間の思い込みの目線にさらされる辛さといったことにもシッカリと触れられており、この時期の子供自身、また彼らに関わる人々の参考となるでしょう。

2006年02月19日

性を学び性を生きる

「その人の生き方と性交には深い関連性があるのです」という著者の指摘が印象的な、性教育という枠を軽やかに越えて行く、“性と生”の本です。性交という行為が、自己決定と責任を伴う大人の行為であることを諭しながら、あわせて、性というものがいかに素晴らしいものであるかを説いています。

著者は「この本を切っ掛けにして今後、性についても堂々と学習してください」と言い、人間の性を学ぶことは大切なことだと述べています。自立と共生というテーマで男女の人生をとらえ、恋愛や結婚の素晴らしさと意味を考え、社会人として生きて行くために、中学生から高校生の男女に読んでもらいたい本です。